昨日、今日と一泊で東京出張。
昨晩は、上司の先生と一緒に門前仲町のなんともいい雰囲気の小料理屋へ。
「うにの牛肉巻」というなんとも乙で絶品な一品をいただく。刺身も酒もうまくまさに至極の一時。
年を重ねるごとに「味の求道者」になっていく自分がいる。
最近強く自覚するのは、人間ってなんだかんだ言ってやはり生き物であって、食に対する本能というものはすごいんだなということだ。
それはそうとして、飯田橋のホテルにチェックインして、ほろ酔い気分で何気なくその小料理屋をネットで調べてみると、面白い発見があった。
長渕剛の“LICENSE”というアルバムに「花菱にて」という曲がある。
自分もけっこう好きな歌なのだが、その歌の舞台となった「花菱」という小料理屋が門前仲町、しかも今回自分が行ったお店のすぐ近くにあるではないか、、、。
なんでも、俳優の石倉三郎の奥さんのお店で、長渕剛は石倉三郎と親交がありTVドラマで何度も共演しているので、以前は花菱によく足を運んでいたのだろう。
窓をあければ 小さな河川が流れてた
夜風はしらじらと 頬に冷たく、、、、
(「花菱にて」より抜粋)
確かに花菱の裏手には川が流れていた。
その川を図らずしも自分もわたっていたのだが、まさに歌詞のイメージにピッタリの風景だった。
花菱のことを先に知っていれば、もっとその界隈の雰囲気を味わえたのにとちょっと残念だったが、そんなこんなでいい思い出になった。
ホテルからは、建設中のスカイツリーがよく見えた。
平日の東京出張、適度に非日常的なものが楽しめて旅行好きの自分にとっては最高の息抜きだ。